体調を保つために:特に風邪などの感染症予防に心がけましょう
1)うがいや手洗いをしっかりしましょう。
2)部屋の換気に心がけましょう。
3)風邪をひいている人や人込みを避けましょう。
4)極端な温度差を避けましょう。
5)冷暖房のかけ過ぎには注意しましょう。
6)体調が悪いときは、早めに受診しましょう。
7)体や身の回りを清潔に保ちましょう。
8)十分に休息、栄養、睡眠をとるようにしましょう。
9)インフルエンザの予防注射を受けましょう。入浴
入浴は清潔さを保つためにも、疲労回復のためにも大切なことです。次のことに注意して入浴してください。
1)必ず酸素を吸入しながら入浴しましょう。
2)体調の良い時間を選んで入浴しましょう。また、食事の前後1時間は避けましょう。
3)息苦しいときは、シャワーか体を拭くだけにしましょう。
4)体力の消耗を避けるために、熱いお湯、新湯は避け、短時間の入浴にしましょう。
5)風呂場に椅子を置いたり、手すりを付けたりすると便利です。
6)入浴後は湯冷めをしないように、髪や肌を早く乾かし、ゆっくり休息しましょう。
7)強い香料入りの石鹸、化粧水などは避けましょう。
睡眠
夜間の十分な睡眠は日中の適度な運動が必要です。
睡眠剤・安定剤の服用に関しては主治医とよく相談しましょう。
食事
十分な栄養を取る必要があります。1日1800〜2000キロカロリーを目標にしましょう。
バランスのとれた消化の良い食事を心がけましょう。
急いで食べたり、しゃべりながら食べたりせず、少しずつよく噛んでゆっくり食べましょう。
炭酸飲料、豆類などは控えましょう(お腹が張ります)。
お酒は主治医の許可があれば少量ならOKです。
塩分は一日10g以下にしましょう。塩分の取りすぎは、むくみの原因になります。高血圧のかたやもともと心臓に負担のかかっている人は、特に要注意です。加工食品やインスタント食品はとりわけ塩分が多いので気をつけましょう。
便通
便秘になるとお腹が張って息苦しさが増します。さらに排便時のりきみで、ますます苦しくなります。
起床時に水を飲んだり、規則正しい食事を心がけましょう。場合によっては便秘薬を上手に使いましょう。
身の回りの工夫
余計な体力の消耗を避けるために可能なことを工夫しましょう。
例えば、着替えは椅子に座って一息いれながらしましょう。前かがみになる姿勢はお腹を圧迫して息苦しくなりやすいのでさけましょう。前止めの服が便利です。
寝具はベッド、トイレは洋式の方が楽です。
日頃から整理整頓をこころがけておきましょう。
禁煙
喫煙を続けることは、肺の機能をさらに悪化させることになり、現在の息切れ、呼吸困難、咳、痰などのつらい症状も絶対によくなりません。
現在もタバコを吸っている患者さんに、最も効果的な治療法は「禁煙」です。長年喫煙していた人でも呼吸機能の下降スピードが、禁煙によって普通の人と同じ程度まで緩むことがわかっています。
病気を重症化させないためには、少しでも早く禁煙することが大切。自分の意志だけで禁煙が難しい人は、医師の処方でニコチンパッチなどを使う方法もあります。
また、酸素を吸入しながらの喫煙は引火の危険もあるので絶対にしないでください。