鎮咳薬
製品名
(一般名)
製品写真 主な作用 主な副作用 使い方と注意
アストモリジンD
(プロキシフィリン・エフェドリン配合剤腸溶錠)
気管支筋のけいれんをとり除いて、気管支喘息の症状を抑える作用のあるプロキシフィリンと、鎮咳剤の塩酸エフェドリンなどの複合剤です。 吐き気、腹痛、不眠、動悸、頭痛などが起こることがあります。 不眠の副作用のため睡眠が妨げられることがあるので、寝る前の服用は避けた方がよいでしょう。
フラベリック
(リン酸ベンプロペリン)
非麻薬性の咳止めで、脳のせき中枢に作用して、咳を鎮めます。また気管支筋を弛緩する作用もあるので、症状を楽にします。 ねむ気を感じたり、食欲不振、腹痛や発疹などの過敏症状が起こることがあります。 咳がひどくてこの薬だけでは防ぎきれないことがありますので、その時は医師とよく相談して、ほかの薬に変えるなどの指導を受けてください。
メジコン散
(臭化水素酸デキストロメトルファン)
咳をおこさせる脳の中枢に作用して、かぜや気管支炎などによる、せきを抑えます。 ねむ気が生じたり、発疹などの過敏症状、頭痛、めまい、吐き気や食欲不振などが起こることがあります。 眠くなることがあるので、危険な作業や車の運転には注意しましょう。
アスベリン散
(ヒベンズ酸チペピジン)
咳を起こさせる脳の中枢に作用して、せきを少なくする作用があります。同時に気管支からの分泌物の量を増して、粘稠な痰をうすめて吐き出しやすくします。 ねむ気、めまいを感じたり、食欲不振、便秘、発疹などときに重篤な過敏症状が起こることがあります。 服用後、尿が赤味がかることがありますが、薬の代謝物の色ですから心配はいりません。
フスタギン
(シャゼンソウエキス)
気管支からの分泌物の量を増し、粘稠な痰を吐き出しやすくします。また、脳の咳反射中枢に働いて、咳を減らす作用があります。
リン酸コデイン100倍散 麻薬性の薬で、中枢神経に作用してせき反射中枢の興奮を抑えることによって激しいせきを止め、痛みをとる作用をもっています。 ねむ気、めまい、吐き気、比較的強い便秘傾向、発疹などの過敏症状、排尿障害が起こることがあります。 麻薬系統の薬のため、医師の指導にしたがって服用してください。便秘傾向のひどい時は、あらかじめ緩下剤を一緒にのむとよいでしょう。ねむくなったりめまいがしたりすることがあるので、危険な作業や車の運転は避けましょう。また、酒類と一緒に飲むと作用が強く出すぎることがあるので避けましょう。
去痰薬
製品名
(一般名)
製品写真 主な作用 主な副作用 使い方と注意
ビソルボン
(塩酸ブロムヘキシン)
気管支からの分泌物の量を増し、粘稠な痰を溶かしてうすめ、はき出しやすくするので、気管支炎などの治療に役立ちます。 吐き気、食欲不振、発疹などの過敏症状などが起こることがあります。 服用開始後一時的に痰がとても多くなることがありますが、心配はいりません。
ムコソルバン
(塩酸アンブロキソール)
気管支からのうすい分泌物を増やして、粘稠な痰をうすめて吐き出しやすくします。 胃の不快感、胃痛、発疹、かゆみなどの過敏症状が起こることがあります。 多くの場合、ほかの薬剤と併用されます。
ムコダイン
(カルボシステイン)
気管支からの分泌物の量を増し、粘稠な痰をうすめて吐き出しやすくしたり、気管支粘膜の修復を促す作用などがあります。 食欲不振、胃の不快感、発疹、発赤、ときに肝障害、重い皮膚粘膜眼症候群などの過敏症などが起こることがあります。 多くの場合は、ほかの消炎剤などと併用されます。
クリアナール
(フドステイン)
痰のねばりをさげて痰を出しやすくします。 食欲不振、胃部不快感、発疹などの症状が出ることがあります。 粘液の修復作用に加えて、痰を作る杯細胞の過形成抑制作用や抗炎症作用などの作用もあります。
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